先に書いておくけどこれは決して未練ではない。
私にとってあの人との四年は長くなかった。いえ、短かったと思う。
普通四年と聞くと長い方に入るのかもしれないけど、なんとなくすぎちゃったから。
いつしかあまり話をしなくなり、話しづらくなってた。
大事な話や突っ込んだ話を昔はよくしてたけど
何でもない世間話しかしなくなった。
大事な話や思ってる事や物事に対する考え方、
自分たちの話さえ、本当にしなくなってた。
同じ部分をもっと楽しめば良かったのに
違う部分が怖くなっちゃったのかな
違う事を尊重して、そこに惹かれてたはずなのに
違うのが寂しく感じるようになって、合わないと思われたくなかったのかな。
もっと違うこともその理由も、話し合えば良かった。
そこに初めの頃のような発見や気づきがあったかもしれないね
でも、焦ったりもなかった。
ただ一緒にいられれば良かったし、
先はずっとあると思ってたから今度話せばいい、
そう思ってたんだと思う。
まだまだあると思ってたから
四年がとても短く感じるのかもしれない。
まだ何も話してない
何もわかってない
大事なことは何一つ知らなかった
気持ちも考えてることも悩みも
何も話してもらえなかった
何も話してこなかった
それでいいと思ってた
その方がいいとさえ思ってたのかも
今の関係を壊したくなかったからなのか
どう思われるのか不安になってしまったのか
どんな私でも好かれる自信なんかなかった
最近は上辺で付き合ってたのかもしれない
嫌われてもいいから色んな話をしてみたかったと
今は思う
４年間、語り合ったねって言えるくらい
もっと寄り添えてたら良かったな
もっとまともな喧嘩がしたかったな
何を思ってるのか知っておけば良かったな
何も何も知らなかった
本当のことなど何も知らなかったんだと思う
四年が薄っぺらくて残念
何を見てきたのかなって思う
だけど本当に好きだったなと
大好きだったなと心から思う。
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