藤井聡太五冠の年収は1億を超えると予想されています。将棋のプロ棋士は基本給のほか、対局で得た賞金や対局料が主な収入となります。
藤井聡太さんの年収の内訳をみてみましょう。
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藤井聡太の収入源
藤井聡太五冠は若くして29連勝を成し遂げ、2022年2月12日に王将戦で渡辺明王将を破り、史上最年少19歳6ヶ月で五冠を達成し、竜王・王位・叡王・王将・棋聖のタイトルを手にしました。
独特の雰囲気でとても人気があるため、CMに出演しています。過去には『日本郵便』、現在は『サントリー』と『不二家』のCMに出演しています。
賞金や対局料の他にCM契約料が大きそうです。
藤井聡太の賞金・対局料
日本将棋連盟は、2021年の獲得賞金・対局料ランキングを発表しました。最年少で四冠に輝いた藤井聡太竜王・王位・叡王・棋聖は6996万円でした。
(画像出典)日本将棋連盟
賞金・対局料
賞金、対局料ともに正式には公表されていません。
賞金額が最も高額なのが竜王戦で、この竜王戦は、賞金額や対局料のかなりの部分が公開されています。
竜王戦の賞金と対局料
その優勝金額は4,400万円、準優勝でも1,650万円の賞金額です。(2021年)
8大タイトル戦の中には優勝賞金が数百万円という棋戦もありますからその約10倍ともなり、桁違いとなっています。
対局料は勝ち負けにかかわらず最初から決まっています。
対局によって支給されるもので、当然のことながら勝ち進めば勝ち進むほど高くなっていきます。
(画像出典)竜王戦中継
高額な賞金や対局料の出どころは?
竜王戦に限ったことではないのですが、将棋や囲碁は新聞社がスポンサーになっていることが非常に多いです。、竜王戦の賞金と対局料はすべて読売新聞社から出ています。
第34期(2021年)の藤井聡太四冠の竜王戦 賞金・対局料
優勝賞金 :4,400万円
決勝トーナメント対局料 :計731万円
ランキング戦優勝賞金 :366万円(2組優勝賞金)
ランキング戦対局料 :?(未公開)
その他の賞金・対局料予想
名人戦 :2000万円
叡王戦 :2000万円
王位戦 :1000万円
王座戦 :800万円
棋王戦 :600万円
王将戦 :300万円
棋聖戦 :300万円
タイトル戦は負けてしまっても敗者賞金、対局料といった収入が得られます。
基本給
プロ棋士になると日本将棋連盟から「基本給」が15万〜50万支給されます。
藤井聡太五冠のランクは2022年はA級で基本給は推定800万円(ボーナスを含める)と言われています。
指導料や解説料
(画像出典)yahoo!画像検索
将棋教室などの講師を務めて得る収入(指導料)と他の人の対局を解説することにより得る収入(解説料)です。
藤井聡太五段は子供達に指導対局も行うことがあるので、コチラの多少の収入があると思われます。
CMスポンサー契約料
(動画出典)YouTube
(動画出典)YouTube
藤井聡太五冠のCMスポンサー契約料は2017年の時点で3000万円〜5000万円と言われていました。2022年現在は少なくとも5000万円以上と思われます。
藤井聡太五冠は現在、不二家とサントリーのCMに出演されています。将棋棋士の広告契約は珍しいそうです。それだけ人気があり、影響力があるということ。これからも藤井聡太五冠のCMは増えるかもしれません。
将棋関連の本・雑誌などの執筆料
藤井聡太五冠は本を出版したり、コラボゲームのグッズ販売を行なっているため、印税収入があると予想されます。
なお、『第34期竜王戦七番勝負(フォトドキュメント)』はベストセラーにもなっています。
以上のことから、すべて足すと1億8000万円ほどになると思われます。
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藤井聡太の圧倒的凄さ
愛棋家だけでなく、ニュースでだれもが知った凄い人。それほどに取り上げられたのには理由があります。
62年ぶり最年少記録更新の中学生棋士が誕生
当時の藤井聡太五冠は、生まれてまだ14年2ヶ月。中学2年生でした。
それまでの記録保持者、加藤一二三九段より5ヶ月早くプロとなった。62年ぶりに生まれた新記録でした。
自身の中学生にしてプロとなった羽生善治九段が藤井聡太五冠のプロ最年少記録についてこう語っている。
『現在は奨励会に三段リーグがあり、私の頃よりプロになるのは難しいんです』
藤井聡太さんの凄さが伺えます。
公式戦29連勝
(画像出典)日本将棋連盟
藤井聡太五冠以前は10連勝が最高なので、これまた新記録を樹立しました。非公式戦ながら「羽生も破った中学生」と各種メディアも採り上げ、藤井聡太五冠の凄さは愛棋家にとどまらず一般にも浸透したわけです。
年収の使い道
(画像出典)メ~テレ
藤井聡太五冠には全く物欲がないそうです。
竜王戦の賞金は将棋界最高の4400万円でしたが、使い道を聞かれると「いや(笑)。それは全く考えていなかった(笑)。ゆっくり考えたい」と答えています。
藤井聡太五冠は、師匠・杉本昌隆 八段のから見ても賞金への関心が無いようで、「収入も倍増したでしょうが、税金も倍増すると思うので、『しっかり貯金しておくように』とアドバイスしたい」と話していました。
『どれだけの賞金を稼いでも藤井さんはきっと変わらないんだろうなって思わせてくれるところがまた魅力』なのでしょう。
グリーン車に乗らないエピソード
(画像出典)AsageiBiz
2022年2月14日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)は、藤井聡太五冠の最近になって変わったこととして、以前より物をもらうときに深々と頭を下げるようになったことなど、大人になって強くなるにつれてさらに謙虚になってきた人柄を伝えています。
さらに新幹線はいつも自由席だという。グリーン車に乗ったことないというエピソードに皆驚きました。
視聴者からも『私でも指定席を取るのに自由席にはびっくり』『天才は凡人の欲とはかけ離れたところにいるんですね』『謙虚を形にすると藤井聡太』『お金のためにやってない感じがして本当に尊敬できる』との声が上がっていました。
世間の声
藤井聡太五冠の収入については、億稼いで当然だろうと活躍ぶりを応援している人が多いようでした。もっと貰ってもいいと思っている人が多そうです。
(画像出典)Twitter
(画像出典)Twitter
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まとめ
かつての羽生善治九段のように藤井聡太五段は七冠達成しそうな勢いですね!これから七冠や八冠、あるいは永世七冠や永世八冠を達成するのか、将棋に疎い私でも楽しみです。
若い才能がある人が色んな道で億を稼げるというのは、これからの若者の希望にもなります。
また、高校を中退して将棋の道に進むことを決めた藤井聡太五冠。まだまだ学歴社会が根強い日本において画期的ともいえるのでがないでしょうか。
やりたいことのために何か必要か、決まりきった価値観に惑わされることなく我が道を行く藤井聡太五冠はかっこいいですね。これからの大活躍を楽しみにしていきたいです。